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スワップのしくみ

スワップとは本来「交換」を意味します。FX投資においては、このスワップは金利差の交換という難しい話となってしまいます。金利差の交換とは、簡単に円とドルで考えた場合、円の短期金利が1%で米ドルの短期金利が3%であるという場合、ドルを買っている投資家に対しては差額の2%分の金利がもらえるというものです。ざっくりと考える場合は預金金利と捉えても良いのですが、正しく理解しておかないと思わぬ失敗をしてしまうことがありますので、しっかりとしたスワップに関する理解を深めましょう。
>>スワップポイントとは

スワップの具体的しくみ

スワップは、金利差の交換といわれます。まず、これを理解するに当たってはFXという投資における取引のしくみを知る必要があります。FXという取引は、ある通貨を購入するという形ではなく、「Aという通貨を買い、Bという通貨を売る」という形になります。例えば、投資家が米ドルを円単位で購入しようとする場合は、「米ドルを買い、日本円を売る」というしくみとなります。これは証拠金取引であるFXの大きな特徴です。(詳細は「FXとは」を参照)

金利の交換とは、高金利通貨を買い低金利通貨を売っている投資家は金利差を受け取り、逆に低金利を買い高金利通貨を売っている投資家は金利差を支払うということになります。

例えば、金利5%の通貨Aと金利1%の通貨Bがあり、投資家が通貨Aを通貨B建てで購入した場合「A通貨買いのB通貨売り」というポジションを持つことになります。この場合高金利通貨5%から低金利通貨1%の金利差を「A通貨買い・B通貨売り(A通貨をB通貨建てで購入する権利)」のポジション(建て玉)を持つ人が受け取ることができるのです(逆にB通貨買い・A通貨買いのポジションを持つ投資家はスワップを支払う必要があります)。こうして受け取る(支払う)スワップの金額のことを「スワップポイント」と呼びます。なお、受け取るスワップポイントは円建てに換算されます。

スワップポイントの実例(サンプル)

円ドルの為替レート 1ドル=100円
日本円の金利 金利1%
米ドルの金利 金利4% と仮定します。

投資家が1ドル100円で1万ドル買いのポジションを持った場合のスワップを計算してみます。

まず1万ドルによる1年の金利は400ドルとなります。これを円に直すと40000円となり、1日に換算しなおすと109円となります。対して日本円の金利は1年に10,000円となります。同様に1日に換算しなおすと約27円です。スワップポイントは金利差ですから、109-27=82円が上記のポジションを持つ人に対して付与されるスワップポイントです。
スワップポイントは毎日付与されます。つまり、1万ドルのドル買いポジションを持つ人は毎日82円をスワップポイントとして受け取ることができるということになります。

 

スワップとレバレッジによる超高金利運用

スワップポイントはFXによる大きな魅力の一つです。上記では、例を挙げてスワップポイントがいくらもらえるかを計算しました。仮定を引き継いだ場合、1日あたり82円が1万ドル保有ごとにもらえることになります。

レバレッジのしくみ」で説明したようにFXは証拠金取引ですからレバレッジを活用することができます。

例えば、上記では1万ドルを保有(100万円相当)と書いていますが、この1万ドル相当の取引をするにあたって必要となる資金はいくらになるのでしょうか?下記の表はレバレッジ別の1万ドルを購入するのに必要となる証拠金(元手)と、最終的な金利の利回りを示しています。

必要な元手
レバレッジ
年間スワップポイント
利回り換算
100万円
1倍
29930円
2.993%
20万円
5倍
29930円
14.965%
10万円
10倍
29930円
29.93%
5万円
20倍
29930円
59.86%

上記を見ればわかるとおり、レバレッジを5倍と設定した場合、年間の利回りは15%程度にまで上昇します。レバレッジを20倍とすれば50%以上、理論上レバレッジが40倍近くにまで設定すれば年間の金利収入(スワップ収入)が元手の金額以上となることになります。

このようにレバレッジを活用することでスワップによる金利収入も大きく拡大することになります。(レバレッジを引き上げすぎることはその分リスクも増大することになります。詳しくは「レバレッジのしくみ」をご参照下さい)

 

スワップポイントの注意点

このように非常に魅力的なスワップポイントについてですが、その性質上大きく注意すべき点があります。基本的にFXによる取引をする人は「対円」で取引をする方が多いでしょう。日本は世界的に見て驚異的な低金利水準となっています(2008年現在)。
そのため、円建てで外国通貨を取引する場合原則としてスワップポイントを受け取ることができます。

諸外国の金利差(2008年6月 政策金利一覧)
日本:0.75%
アメリカ:2.00%
ユーロ:4.00%
イギリス5.00% :
オーストラリア:7.25%
ニュージーランド:8.25%

つまり、円をベースに外国通貨をFXで購入する場合は金利差分を受け取ることができます。

しかし、将来円の金利が上昇して諸外国の金利よりも高くなった場合、逆にスワップポイントを支払う必要というものが出てきてしまうのです。この点は大きく注意をしておく必要があります。

また、ここまでは、外国通貨を購入するという観点からのお話でしたが、FXでは通貨を買いだけでなく、「売る」こともできます。つまり、「円買いのドル売り」といったポジションを持つこともできます。この場合は先に計算したとおりのスワップポイントを「支払う」必要が出てきますので注意が必要です。

 

スワップに関する参考サイト・おすすめ情報

スワップポイント(スワップ金利)とは

スワップとは